女将の足跡
令和5年 女性部総会を開催いたしました
令和5年6月7日<水> 焼津グランドホテルにて、会員や来賓など30名の皆さまにご出席いただいて通常総会を開催し、全ての決議が可決されました。
本年は役員改選の年に当たり、2期4年部長を務めて頂いた石上部長からの退任お申し出を受け、部長についても改選となりました。
<令和5年度新役員>
部 長(全域) 山下 純乃(㈱呉竹荘)
副部長(熱海・伊東・東伊豆) 藤間 惠見子(秀花園湯の花膳)
副部長(西伊豆・中伊豆) 森 桂子(新井旅館)
副部長(中部) 鈴木 温子(中島屋グランドホテル)
副部長(西部) 岡部 結子(割烹旅館 琴水)
監 事 瀧 悦子(稲取東海ホテル湯苑)
監 事 嶋田 みのり(熱川プリンスホテル)
新体制のもと、女性部あけぼの会を盛り上げて参りたいと存じます。引き続き女性部活動へのご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局
令和4年度事業 宿泊安全対策研修会を行いました ②
講演から引き続き、実習を行います。
②実習:ポリ袋クッキング
ポリ袋で湯銭する調理法の実習を行いました。調理のコツを学び、手元よくある食材を利用したレシピを実践します。
この調理法は発災後、貴重な水や熱源を有効に使える調理法であり、平時の時短調理法でもあります。
災害時は普段食べなれた温かい食べ物があるだけで心が安定し、心身の健康につながります。
☆普段より手元にある材料で実践する ☆ 「高密度ポリエチレン」と表記の 物を使用 ☆加熱で膨張しない様しっかり空気を抜く
☆熱で穴が空かない様、必ずお皿を敷く ☆鍋のふちにポリ袋を掛けない(溶けない様に) ☆使い捨て鍋を備蓄しておくのも一案
熱湯には十分に注意して調理します。
使用後のお湯を再利用して、今回は缶飲料とお宿売店で販売されているお饅頭を温めました(現場にある物を利用する)。
災害時には災害物資として配られるおむすびなどを温めると、温かい食事をとることが出来ます。
【 実習メニュー 】・・・出来上がったものはポリ袋のままいただけば、衛生的で洗い物が出ません
基本のごはん(水を加え、30分以上、浸すのがポイント)
基本のしゃけ
基本のかぼちゃ
乾物のお味噌汁(加熱不要、お湯のみでOK)
ツナトマトスープパスタ
大規模災害では、物流がストップすることが予想され、一週間程度は自活する備えが必要と言われています。
お客さまの安全・安心をあずかるホテル・旅館として、災害時でも出来る限りのおもてなしができるよう
今後も実践的な体験・経験を積み重ね、防災意識、災害時対応力を醸成する活動を続けて参りたいと思います。
ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局 ポリ袋クッキング
令和4年度事業 宿泊安全対策研修会を行いました ①
令和5年3月1日(水) 熱川プリンスホテル カルチャーサロンmizi-culにて行いました。
テーマ:災害食講座 ~ポリ袋クッキング活用術~
①講演:最新の災害食事情
②実習:ポリ袋クッキング
講 師:①一社)日本災害食学会 理 事 守 真弓 様
講 師:②ポリCOOK®︎ 代表 森下 園子 様
昨年9月に発生した台風15号では、静岡県内において土砂災害等により甚大な被害が発生したのは記憶に
新しいことと思います。当組合の会員施設でも営業の存続に関わる被害を被りました。
そこで今回の研修会では、もしもの災害に備える危機管理の一環として、災害時の食をテーマとした講演と
災害食の実習を行いました。罹災を想定した体験、経験をして備える事は、災害時とても有用です。
①講演:最新の災害食事情
防災の最新の考え方として「フェーズフリー」、平常時と非常時の境をなくそうと言う考え方があります。
食で言えば平常時でも非常時でも食べられる食品を日頃から使う、食する。「ポリ袋クッキング」はまさに
この考え方にマッチする方法です。
最新の災害食の流れ「フェーズフリー」の3つの工夫
備蓄の工夫:ローリングストック ⇒平時より消費と備蓄を繰り返し、常時一定の食材を確保します。
食事の工夫:味変 ⇒レシピのアレンジを用意しておく。好物でも毎日では苦痛です。
調理の工夫:ポリ袋調理・水漬けパスタなど ⇒災害時、普段の食事に近い温かいものが食べられます。
被災宿泊施設の事例
最後に2016年熊本地震における被災宿泊施設の事例を伺いました。罹災後3カ月後の現地聞き取り調査より
得られた情報は具体的で、お宿の災害対策に大変参考になるお話しをしていただきました。
②実習編につづく
ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局
令和4年度新年研修会を開催いたしました
令和5年1月25日(水)に日本平ホテルにて新年研修会を開催いたしました。
テーマ:家康公と久能山東照宮の歴史
講 師:久能山東照宮 宮司 姫岡 恭彦 様
令和4年10月にスタートした観光需要の喚起策「全国旅行支援」を皮切りに、旅行需要は増すばかりです。
今回の研修会では「どうする家康」ゆかりの地である久能山東照宮と家康公の歴史について学ぶことで、
静岡県の魅力発信、観光振興につなげることを目的に開催いたしました。
家康公の生い立ちをたどりながら久能山東照宮との歴史についてお話をうかがいました。
久能山は武田信玄公が城壁を設け久能城と称した山城。1616年家康公の没後、遺言によりご遺骸が久能山
に埋葬され、東照宮が創建されました。
家康公を祭神とする東照宮は全国に130社ほど現存し、久能山東照宮は一番最初に創建された東照宮です。4月17日の命日には毎年、徳川ご宗家が神廟を参拝されるそうです。
~久能山東照宮東照宮博物館が所蔵する家康公ゆかりの品々~
家康公は生涯3回、合計25年駿府で過ごしました。家康公にとって愛着深い静岡では、ゆかりの場所、品々が多く見られます。中でも久能山東照宮博物館には「どうする家康」でお馴染みの金陀美具足やスペイン国王から贈られた世界最古の洋時計などが収蔵されています。
研修会後には姫岡宮司のご案内で久能山東照宮へ初詣に伺いました。
今回は日本平山頂よりロープウェイを利用しました。
かつて山城であっただけに一段一段が高く、急な階段を進む
普段は見学出来ない社殿内部を宮司自らご案内いただく リーフレット「樹」でも取り上げた金の成る木
2023年NHK大河が放送回を重ね、世間の家康公、静岡への熱は益々高まるものと思います。
静岡県民になじみの深い家康公、そして地元の国宝久能山東照宮を学び直す良い機会となった
研修会でした。
ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局
令和4年度事業 花暦 視察研修会 ③村山浅間神社の大杉・大銀杏
富士山浅間大社より車で約20分。村山浅間神社に向かいます。
③ 村山浅間神社の大杉・大銀杏(富士宮市)
富士山を信仰する者の修行の場であり、かつて村山登山道の起点でもあった神社です。
現役の山伏でもあるガイドさんにご案内いただきました。
「冨士根本宮」わかんむりの所以を伺う 樹齢1000年以上の大杉 見事な乳状下垂を持つ大銀杏
鳥居には「冨士根本宮」と記されています。うかんむりの点を人に見立て「御山(富士山)の上に人を立てな
い」ために「富」ではなく「冨」を使用している、など諸説あるそうですが、いずれも神域に人が足を踏み
入れることを戒めるものだそうです。
境内には富士登山前に身を清めた水垢離場(みずごりば)や護摩を焚いた護摩壇跡など、修行に関わる遺跡
が数多く現存しており、毎年7月10日の富士山開山祭・入山式の際に儀式が行われるそうです。
村山登山道の入口 現地ガイドさんと 水垢離場を見下ろす不動明王
村山浅間神社は今回の視察でその存在を初めて知った、という参加者が大半でした。
林立する大杉と、神社全体の空気感に圧倒される「氣」に満ちた場所で、もっと多くの方々に訪れて
いただきたい、と言う声が数多く聞かれる、女将が強く心を動かされたパワースポットでした。
おわり
ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局
令和4年度事業 花暦 視察研修会 ②富士宮浅間大社
富士市内で昼食後、富士宮浅間大社に向かいました。
②富士山浅間大社
全国に1,300余社を超える浅間神社の総本宮で、富士山を御神体とする富士山信仰の中心地です。
またパワースポットとしても人気の場所です。
存在感のある巨木たち
現地ガイドさんのご案内で境内を視察しました。本殿・拝殿・桜門は徳川家康公の建立寄進によるもの
だそうです。慶長九年(1604年)に造営されたもので、本殿は国の重要文化財、拝殿・桜門は県指定の
文化財です。
パワースポットとして話題の湧玉池。透明感のある豊かな雪解け水に心が洗われ、清々しい気持ちになりました。
③ 村山浅間神社の大杉・大銀杏(富士宮市)へつづきます。
ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局
令和4年度事業 花暦 視察研修会 ①三保松原 羽衣の松
令和4年10月18日(火) 「富士山世界遺産構成遺産と癒しの巨木めぐり」と題し視察研修会を行いました
≪ 視察先 ≫
① 三保松原 羽衣の松(静岡市)
② 富士宮本宮浅間大社(富士宮市)
③ 村山浅間神社の大杉・大銀杏(富士宮市)
令和3年度からの継続事業として取り組んでいる花暦事業。今年度、県内の「樹木」にスポットをあてた
パワースポットをご紹介するリーフレットを製作する中、掲載場所を視察することで、新たに見知った
情報、魅力を反映させたリーフレットを完成させることを目的に、実施いたしました。
①三保松原 羽衣の松(静岡市)
御穂神社を参拝 竹下ガイドから説明を伺う
紙の道 みほしるべ(「絹本著色富士曼荼羅図」のレプリカが展示)
神の道のマツ保全のため手前に設けられた「観光バス駐車場」より徒歩でめぐります。
御穂神社参拝→神の道→ みほしるべ→ 羽衣の松→ 観光バス乗降所へと一筆書きのルートを現地ガイドさん
に案内していただきました。
「みほしるべ」は三保松原が世界遺産構成遺産に登録されたのち、その価値や魅力、松原保全の大切さ
を後世に伝えるべく開館しました。
館内には「絹本著色富士曼荼羅図」のレプリカが展示されており、古来からの富士山信仰や、遠く離れ
ている富士山と三保の松原の関係性が分かりやすく紹介されています。
竹下ガイドに熱心に質問する参加者 「絹本著色富士曼荼羅図」富士山本宮浅間大社所蔵
「絹本著色富士曼荼羅図」は室町後期に、当時の富士山信仰及び登拝の様子が描かれた曼荼羅図です。
この曼荼羅図にも描かれた三保松原。富士山とのつながりを竹下ガイドより伺います。
後に視察する「富士宮浅間大社」や「村山浅間神社」も描かれており、今回の視察は「絹本著色富士
曼荼羅図」になぞられた巨木巡りとなりました。
羽衣の松(2代目)の前で竹下ガイドが龍笛を披露 羽衣の松(3代目)
② 富士宮本宮浅間大社(富士宮市)へつづきます。
ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局
令和4年度事業 おもてなし研修会を開催いたしました
令和4年6月21日通常総会閉会後、おもてなし研修会を開催いたしました
講 師:はままつフラワーパーク 園長 塚本 こなみ 様 演 題:感動をお渡しするために
女性部では昨年度からの継続事業として行う「花暦事業」にて、本年度は静岡県内の樹木にスポットをあてたパワースポットを紹介するリーフレットを作成し、引き続き「地域の魅力を再発見する」おもてなしツールの完成を目指して活動して参ります。
今回は樹木医としても、経営者としても実績をあげている塚本こなみ様にご講演いただき、木々や花から得られる癒しの効果について伺うことで、今期事業を後押ししていただきたく開催いたしました。
◆塚本様が愛してやまない「春埜杉」
造園業を営む夫との結婚を機に樹木・緑化の世界に入り、1992年には女性初の樹木医になられた塚本様。その後、あしかがフラワーパークの大藤の移植のみならずパークの経営再建を成功させます。
現在園長を務めるはままつフラワーパークでは、公募による民間人登用により理事長(園長)に就任。 これまでの経験と「経営に『損益分岐点』があるように人の心にも”感動分岐点”がある」を信条に、人々が感動で震える美しいパークづくりへの飽くなき挑戦をつづけている、数多くの取り組みを語っていただきました。
フラワーパークの運営と宿泊業。業種は違いますが、お客様に感動を与えることに心血を注ぐのは一緒です。深い共感と共に力づけられた参加者もいたのではないでしょうか。
また塚本様は植物には「人間性復元力」があると実感し、その効果を伝えるため「不登校児童適用指導教室」の設立にもご尽力。浜松市でも一番の復学率を実現なさっています。
◆質問をする聴講者
最後に塚本様が折にふれ会いに行く「春埜杉」をご紹介いただきました。NHKの「ようこそ先輩課外授業」出演の際、「春埜杉」を前に小学生が「体がじんじんと熱くなる」と語ったエピソードには、樹木には人に大きな影響を与えるパワーがあるのだと感じました。
コロナ禍でストレスや不安が募りがちな昨今。木々や花たちは人に癒しを与えてくれる、不可欠な存在であると改めて思う講演でした。
撮影の時だけマスクを外しております
ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局
令和4年度 女性部あけぼの会 通常総会を開催いたしました
令和4年6月21日(火) 沼津リバーサイドホテルにて、通常総会を開催いたしました。
本年も昨年と同様、万全の新型コロナ感染症対策の下での開催で、28名の会員にご参加いただきました。
◆ 来賓として加藤理事長にご臨席賜りました
昨年度は感染症対策のため、対面での活動がなかなか叶いませんでした。
本年度は感染状況に応じ、皆さま共に会する機会が設けらればと考えております。
引き続き女性部あけぼの会 活動へのご理解、ご協力ほどよろしくお願い申し上げます。
ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局
令和3年度 新春研修会を開催しました
令和4年3月15日にHOTEL ACAOにて新春研修会を開催いたしました。
当初2月8日に開催を予定していた新年研修会ですが、まん延防止措置発令のため2度の延期。その後万全の感染対策を行い、新春研修会として開催に漕ぎつけました。
【第1部 花暦ワーキンググループ成果発表研修会】
完成したリーフレット「花さんぽ」
令和3年度事業として取り組んできた「花暦事業」では静岡県内の花をテーマに(今期は「桜」)、女将おすすめの花の情報をまとめ、マイクロツーリズムのツール、お客様と女将をつなげるツールの作成を目指し活動してきました。
まずは全4回に渡るワーキンググループ(以下WG)会議とアンケート調査の中で、いかにリーフレットを創り上げていったのかをご報告し、次に完成したリーフレットを各地区毎にWG委員が解説いたしました。
今後このリーフレットをどのように使っていくのかは重要なポイントとなります。今回の研修が、リーフレット「花さんぽ」使ったお客様とのコミニケーションをより深め、また今の時勢にふさわしい「おもてなし」につながれば幸いに思います。
【第2部 おもてなし研修会】
テーマ:「地域の魅力再発見」~熱海市と観光まちづくり~ 講 師:森田 金清 様(熱海温泉ホテル旅館協同組合 理事長)
今回のおもてなし研修会では、研修会開催地である熱海での地域振興の取り組みをうかがい、引き続き行う花暦事業において「地域の魅力再発見」をいかに「地域経済への貢献」につなげていくのか、そのヒントを得る機会として開催しました。
講演後は観光地域づくりプラットホームの運営がなかなか上手くいかないなどのお悩みや、地域再生に必要な要素であるリーダーシップの担い手がいないなど、数々のお悩みや質問が活発に交わさせました。
【ピアノミニコンサート】
この日は日々新型コロナ感染症への対応に追われている女将たちに、くつろぎの時間を持っていただきたく、ピアノのミニコンサートを開催いたしました。 40分程の限られたお時間でしたが、非日常を味わう束の間の癒しの時間になったのではないでしょうか。
ピアニストの久保山菜摘さんにピアノをご披露いただきました。ショパンの調べにうっとり聴き入る 女将たちです
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