2024-03

令和5年度 春の宿泊安全対策研修会を行いました

テーマ:被災施設に学ぶ 台風15号からの教訓
講 師:油山苑 女将 大塚 郁美さん
参加人数:14名

毎年、全国各地において自然災害が発生しています。来る災害に備えるため、災害対応力の向上を目的に研修会を開催いたしました。
今回は令和4年9月の台風15号により、甚大な被害を被った油山苑 女将 大塚郁美さんに罹災の体験やそこから得られた教訓など伺いました。

 

まず発災時、日々の訓練が役に立ち宿泊者26名が垂直避難出来、全員無事であったエピソードから、
日頃より避難訓練、避難経路の確認をしておくことがいかに大切であるかを
感じます。

今回の研修会では「災害コーディネーター」という災害時、復旧の導線を整えてくれる力強い存在を知りました。
油山苑さんでは災害NGO結(yui)さんにお世話になったとの事。行政からの支援を要請しつつ、並行して
自ら行動し、災害コーディネーター、災害ボランティアに直接助けを求めて行くことも大事であると
学びました。これは被災経験者ならではの情報です。
インターネットで「災害ボランティア」と検索すると、数多くのボランティア団体が存在し、ホームページや活動レポートから、活動内容を知ることも出来ます。平時より興味を持って情報収取ができます。
最後に災害への備えとは、災害のケースによって違うということの認識をしながら、基本は同じである
こと。そして人とのつながり大切にするとの事です。

甚大な被害を受けながらも、あたたかい人たちとのつながりと、行政からの支援、そしてご自身の並々
ならぬ努力によりリニューアルオープンをむかえた油山苑さん。今後の益々のご繁栄を願ってやみません。

リニューアルした施設
 
食事処 yu                                                             客室
 
玄関前

 

ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局

2024-03-14 | Posted in 女将の足跡Comments Closed 

 

令和5年度新年研修会を開催いたしました②

研修会では静岡県ご当地調味料のテイスティングも行いました。

≪テイスティング≫

 
左から★栄醤油醸造「濃口醤油」「再仕込み醤油」「うす口醤油」★杉井酒造 純米本味醂「飛鳥山」★カネジュウ食品「あいじろみそ」

研修会後の懇親会では、テイスティングした醤油を実際お食事する中で味わっていただきました。また、地元素材と発酵調味料を使用したメニューを楽しみました。

≪伝統発酵調味料 お宿での取入れ例≫

 
醤油三種味比べ
研修会でもテイスティングした醤油3種を用意し、実際刺身で味比べを行いました。醤油の味の違いが実感でき、また会話も弾みます。

 
金目鯛の塩麴焼き(写真中央)
地元の食材である金目鯛と沼津産の塩麹が使用されています。若狭地で味を付けた金目鯛を塩麹に漬けこんで焼かれています。塩麹の風味を生かすため、焼いてから更に塩麹が上に塗られています。塩麹を使うことで、素材の旨味を引き出し、身も柔らかくしっとりと仕上がっています。また、塩麹には消化を助けたり健康を増進する効果もあります。

 

伝統発酵調味料と向き合うことで、その土地の自然、歴史、食を知ることにつながり、その土地を訪ねる目的になり得ると感じます。地域色感じるおいしいく健康にも良いお料理の提供や地元調味料のご紹介など、おもてなしのひとつするための研鑽を今後も積んで参ります。

 

ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局

 

 

2024-03-08 | Posted in 女将の足跡Comments Closed 

 

令和5年度新年研修会を開催いたしました①

令和6年1月25日(木)新井旅館さんにて新年研修会を開催いたしました。

テーマ:発酵料魅了の魅力~静岡県ご当地調味料の活用~
講 師:近藤  ゆりこ 様
参加人数:34名

女性部、静岡県の食をテーマとした活動の一つとして、日本の食文化に欠かせない伝統発酵調味料について知見の深い講師をお招きし、その魅力と活用方法。特に静岡県のご当地調味料の紹介と活用について講演いただきました。コロナ禍経て健康意識が高まり、伝統発酵食品は免疫力を高めるとして今注目されています。


講演でははじめに伝統発酵調味料とは何か、その魅力についてお話しいただきました。
伝統発酵調味料は日本の四季の変化や微生物の力に委ねながら、作り手の五感や経験を活かしつつゆっくりと丁寧に作られており、日本の伝統工芸品と同様の美しさが感じられます。そこでは「麹菌」という微生物も関与し、うま味や甘味が作り出され、味や香りが複雑になり、奥行きのあるある味わいへと導きます。これが日本の伝統発酵調味料の大きな特徴、魅力につながります。

つづいて静岡県内のご当地調味料の紹介と活用についてお話いただきました。

【 醤油 】
(有)栄醤油醸造 掛川市横須賀38

江戸時代、寛政7年創業の醤油醸造元。昔ながらの木桶造りにこだわり、「丸大豆・小麦・塩」の原料を活かした天然醸造による醤油造りを今なお続けられている。
〇栄醤油(濃口醤油)、〇栄甘露醤油(再仕込み醤油)、〇うすくち醤油
全国シェア1%の貴重な再仕込み醤油が静岡県内で醸造されている。その上、
木桶仕込みの醤油は国産全体の1%を切っていると言われており、大変希少な醤油が静岡県内で手に入る。

【 味醂 】
  杉井酒造 藤枝市小石川町4丁目6番4号
創業は天保9(1838)年。純米本みりん「飛鳥山」は静岡県で生産されている唯一の本みりん。大正年間に焼津港周辺の水産練り物の原料としての需要に応えるため製造を始めたのがきっかけ。原料には粳米で造った麹ともち米、それに米から造った本格焼酎を用いられている。
〇純米本みりん「飛鳥山」
調味料としてのみならず、デザート酒としてそのままでも楽しめる。

【 味噌 】
  カネジュウ食品㈱ 焼津市吉永7-1
 はじまりは江戸時代中期。創業以来三百年、頑なに守ってきた伝統の味。京都の白みそと田舎味噌の特徴を合わせもつ(相伴う)ことから「相白(あいじろ)みそ」と呼ばれるようになる。
〇あいじろみそ
東海道丸子宿のとろろ汁や葉生姜のつけ味噌など、静岡の豊富な食材と共に使用されている。

研修会では静岡県ご当地調味料のテイスティングも行いました。

令和5年度新年研修会を開催いたしました②へつづく

2024-03-08 | Posted in 女将の足跡Comments Closed