2024-12

令和6年度 秋の視察研修会を行いました

令和6年12月4日<水>に秋の視察研修会を行いました①

視  察  先:掛川市横須賀(よこすかしろ保存会、㈲栄醤油醸造 ほか)
参加人数:14名

今回の視察研修会では、江戸時代より横須賀城の城下町として栄えた遠州横須賀に伺いました。
同地では日本古来の調味料「さ(砂糖)、し(塩)、す(酢)、せ(醤油)そ(味噌)」が今でも昔ながらの
製法で
作られており、あけぼの会新年研修会「発酵調味料の魅力」で取り上げた栄醤油醸造様では、醤油蔵
見学と醤油絞り体験を、おひさまテラスでは「よこすかしろ保存会様」による製糖作業とさとうきび畑
を視察しました。

砂糖 よこすかしろ≫
江戸時代、土佐の国からさとうきびの苗と製糖技術が伝わったのが始まり。一時期姿を消した「よこすか
しろ」ですが、町づくり事業で復活。よこすかしろ保存会によって伝統の製糖技術が受け継がれました。

 
しぼり機でさとうきびを絞る           絞られた液を鍋で煮詰めながらアクを取る

 
煮詰めた後、陶器の中で20分程かき混ぜる       パレットに入れて3日間乾燥させる

 
かつては「よこすかしろ」を使ったラム酒が製造された事も           北限のさとうきび畑

地元の方々の「絶やしたくない」の思いに支えられ、受け継がれている伝統の技と味。
多くの手間がかけられ作られたよこすかしろは、例年12月頃から掛川駅のこれっしか処や道の駅掛川など
で販売されますが、翌1月には売り切れてしまうこともあるそうです。

 

2024-12-25 | Posted in 女将の足跡Comments Closed