2023-04
令和4年度新年研修会を開催いたしました
令和5年1月25日(水)に日本平ホテルにて新年研修会を開催いたしました。
テーマ:家康公と久能山東照宮の歴史
講 師:久能山東照宮 宮司 姫岡 恭彦 様
令和4年10月にスタートした観光需要の喚起策「全国旅行支援」を皮切りに、旅行需要は増すばかりです。
今回の研修会では「どうする家康」ゆかりの地である久能山東照宮と家康公の歴史について学ぶことで、
静岡県の魅力発信、観光振興につなげることを目的に開催いたしました。
家康公の生い立ちをたどりながら久能山東照宮との歴史についてお話をうかがいました。
久能山は武田信玄公が城壁を設け久能城と称した山城。1616年家康公の没後、遺言によりご遺骸が久能山
に埋葬され、東照宮が創建されました。
家康公を祭神とする東照宮は全国に130社ほど現存し、久能山東照宮は一番最初に創建された東照宮です。4月17日の命日には毎年、徳川ご宗家が神廟を参拝されるそうです。
~久能山東照宮東照宮博物館が所蔵する家康公ゆかりの品々~
家康公は生涯3回、合計25年駿府で過ごしました。家康公にとって愛着深い静岡では、ゆかりの場所、品々が多く見られます。中でも久能山東照宮博物館には「どうする家康」でお馴染みの金陀美具足やスペイン国王から贈られた世界最古の洋時計などが収蔵されています。
研修会後には姫岡宮司のご案内で久能山東照宮へ初詣に伺いました。
今回は日本平山頂よりロープウェイを利用しました。
かつて山城であっただけに一段一段が高く、急な階段を進む
普段は見学出来ない社殿内部を宮司自らご案内いただく リーフレット「樹」でも取り上げた金の成る木
2023年NHK大河が放送回を重ね、世間の家康公、静岡への熱は益々高まるものと思います。
静岡県民になじみの深い家康公、そして地元の国宝久能山東照宮を学び直す良い機会となった
研修会でした。
ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局
令和4年度事業 花暦 視察研修会 ③村山浅間神社の大杉・大銀杏
富士山浅間大社より車で約20分。村山浅間神社に向かいます。
③ 村山浅間神社の大杉・大銀杏(富士宮市)
富士山を信仰する者の修行の場であり、かつて村山登山道の起点でもあった神社です。
現役の山伏でもあるガイドさんにご案内いただきました。
「冨士根本宮」わかんむりの所以を伺う 樹齢1000年以上の大杉 見事な乳状下垂を持つ大銀杏
鳥居には「冨士根本宮」と記されています。うかんむりの点を人に見立て「御山(富士山)の上に人を立てな
い」ために「富」ではなく「冨」を使用している、など諸説あるそうですが、いずれも神域に人が足を踏み
入れることを戒めるものだそうです。
境内には富士登山前に身を清めた水垢離場(みずごりば)や護摩を焚いた護摩壇跡など、修行に関わる遺跡
が数多く現存しており、毎年7月10日の富士山開山祭・入山式の際に儀式が行われるそうです。
村山登山道の入口 現地ガイドさんと 水垢離場を見下ろす不動明王
村山浅間神社は今回の視察でその存在を初めて知った、という参加者が大半でした。
林立する大杉と、神社全体の空気感に圧倒される「氣」に満ちた場所で、もっと多くの方々に訪れて
いただきたい、と言う声が数多く聞かれる、女将が強く心を動かされたパワースポットでした。
おわり
ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局
令和4年度事業 花暦 視察研修会 ②富士宮浅間大社
富士市内で昼食後、富士宮浅間大社に向かいました。
②富士山浅間大社
全国に1,300余社を超える浅間神社の総本宮で、富士山を御神体とする富士山信仰の中心地です。
またパワースポットとしても人気の場所です。
存在感のある巨木たち
現地ガイドさんのご案内で境内を視察しました。本殿・拝殿・桜門は徳川家康公の建立寄進によるもの
だそうです。慶長九年(1604年)に造営されたもので、本殿は国の重要文化財、拝殿・桜門は県指定の
文化財です。
パワースポットとして話題の湧玉池。透明感のある豊かな雪解け水に心が洗われ、清々しい気持ちになりました。
③ 村山浅間神社の大杉・大銀杏(富士宮市)へつづきます。
ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局
令和4年度事業 花暦 視察研修会 ①三保松原 羽衣の松
令和4年10月18日(火) 「富士山世界遺産構成遺産と癒しの巨木めぐり」と題し視察研修会を行いました
≪ 視察先 ≫
① 三保松原 羽衣の松(静岡市)
② 富士宮本宮浅間大社(富士宮市)
③ 村山浅間神社の大杉・大銀杏(富士宮市)
令和3年度からの継続事業として取り組んでいる花暦事業。今年度、県内の「樹木」にスポットをあてた
パワースポットをご紹介するリーフレットを製作する中、掲載場所を視察することで、新たに見知った
情報、魅力を反映させたリーフレットを完成させることを目的に、実施いたしました。
①三保松原 羽衣の松(静岡市)
御穂神社を参拝 竹下ガイドから説明を伺う
紙の道 みほしるべ(「絹本著色富士曼荼羅図」のレプリカが展示)
神の道のマツ保全のため手前に設けられた「観光バス駐車場」より徒歩でめぐります。
御穂神社参拝→神の道→ みほしるべ→ 羽衣の松→ 観光バス乗降所へと一筆書きのルートを現地ガイドさん
に案内していただきました。
「みほしるべ」は三保松原が世界遺産構成遺産に登録されたのち、その価値や魅力、松原保全の大切さ
を後世に伝えるべく開館しました。
館内には「絹本著色富士曼荼羅図」のレプリカが展示されており、古来からの富士山信仰や、遠く離れ
ている富士山と三保の松原の関係性が分かりやすく紹介されています。
竹下ガイドに熱心に質問する参加者 「絹本著色富士曼荼羅図」富士山本宮浅間大社所蔵
「絹本著色富士曼荼羅図」は室町後期に、当時の富士山信仰及び登拝の様子が描かれた曼荼羅図です。
この曼荼羅図にも描かれた三保松原。富士山とのつながりを竹下ガイドより伺います。
後に視察する「富士宮浅間大社」や「村山浅間神社」も描かれており、今回の視察は「絹本著色富士
曼荼羅図」になぞられた巨木巡りとなりました。
羽衣の松(2代目)の前で竹下ガイドが龍笛を披露 羽衣の松(3代目)
② 富士宮本宮浅間大社(富士宮市)へつづきます。
ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局