2024-07

令和6年度事業 経営研修会を行いました

令和6年6月11日<火>総会開催後におもてなし事業 経営研修会を開催いたしました。

講        師:熱海温泉ホテル旅館協同組合 理事長 森田 金清 氏(月の栖 熱海聚楽ホテル 代表) 
テ  ー  マ:熱海市宿泊税導入の軌跡
参加人数:41名

宿泊税導入に向けた動きが全国各地で活発化しています。
そこで総会後に開催された研修会では、県内初導入を決めた熱海市で、調整に奔走した
森田理事長より、経緯と1年後に迫った導入への課題を伺いました。

 

 

熱海市は年間約300万人の宿泊客が訪れる国内有数の観光地で、観光産業が基幹産業です。
同市が多様化し続ける旅行者に対し、持続可能な観光地として発展し続けていくためには、
地域一体となり、適時適切に対応していく力が必要との事。

しかしながら、これらの観光施策の展開をしていくために財源確保が必要である同市では、
少子高齢化に伴う人口減少による税収減、社会保障費の増加などの課題が増していくことが
今後想定されています。

そこで将来を見据え、観光振興を持続的かつ安定的に高い水準で行っていく為に、観光目的
財源の確保が必要であることから、宿泊税を新設する運びとなったそうです。

また熱海市では導入に先立ち、熱海型DMOの設立が進められており、専門人材の不足といった
課題にも取り組んでいるとの事。

宿泊税導入決定に至るまで、丁寧な過程を積み重ねてきた熱海を引き続き注目していきたく
思います。

 

ふじのくにの女将 あけぼの会 事務局

2024-07-24 | Posted in 女将の足跡Comments Closed