女将の足跡
新年 おもてなし研修会を開催いたしました
令和2年2月4日(火)静岡市の中島屋グランドホテルにて、おもてなし研修会を開催いたしました。
講 師:瀬戸川 礼子氏(リバーオフィス)
テーマ:「いいホテル旅館」の良きリーダーが大切にしている7つのこと
今回の研修会は、女性部あけぼの会の設立25周年の基調講演でもございました。
多くのご来賓や、一般の方のご参加もあり58名での講演会となりました。
ジャーナリストの瀬戸川様は、長きにわたり多くの女将を取材し、女性リーダーや
経営者、おもてなしの心に至るまで精通しておられ、短い時間ではありましたが、
出席者はとても感銘を受けていました。
リーダーとして大切にすることの7つは
1、数字より心を大切にする
2、スピードより順番を大切にする
3、満足より感動を大切にする
4、威厳より笑顔を大切にする
5、仕事に感情を持ち込む
6、率先垂範せず主体性を大切にする
7、効率より無駄を大切にする
数字化した合理化の中にも、数値に表せない見えないところを大切にしていくこと。
リーダーとして人に動いていただく為には感動や幸せを感じてもらうこと、
常に笑顔になっている顔になること、相手の心を大切にすること、肯定し褒めること等々、
たくさんの大切にすべきことは、おもてなし心に通じているとご講演くださいました。
ふじのくに静岡 ホテル 旅館 女将 あけぼの会 事務局
令和元年度 安全対策研修会を開催いたしました
11月5日宿泊者安全対策研修として、2つのテーマの研修を実施いたしました
①大災害へ立ち向かうために(県との災害協定について)
講師:小川 英雄氏(当組合専務理事)
過去の大規模災害の被害状況をもとに、災害発生後のおもてなしについての講演となりました。
より良いおもてなしへの課題として
◇ 停電復旧の見通しがたたない(水道、下水、ガスが使用不可となる)
◇ ライフライン供給停止の状況下の対策
◇ 交通インフラの復旧情報や通行情報の把握
そして、
「ご理解いただく、判断していただく、協力していただく」
それぞれが欲しい情報を得ることを手助けする(こちらからの情報提供にこだわらない)
災害時の、具体的な対応に正解はないので、柔軟な姿勢と判断で素早く対応し、改善をはばからな
い 改善をはばからないことが肝心
と、アドバイスし、県との災害協定への周知をし研修を終えました。
②災害時への備え「女将の安心こころ包み」周知啓発講習会
平成30年9月6日に発生した「北海道胆振東部地震」や、災害時対応についての意見交換とともに
あけぼの会考案の防災グッズの周知啓発として、北海道女将の会会員の皆様とともに新たな活用法に
ついても意見を交わすこととなりました。
フランス人アテンドの気づきから学ぶセミナーを開催しました
令和元年9月11日 沼津リバーサイドホテルにて
静岡県焼津市在住のフランス人アテンドを御招きし研修会を実施いたしました
講演(テーマ): フランス人アテンドの気づきから学ぶセミナー
講師:ホワイエ・ジャッキー氏(Japanecdote㈱)
ラグビーワールドカップや、東京オリンピック・パラリンピック開催が迫る中、訪日外国人も増加しています。静岡県の訪日外国人は、アジア圏のお客様(中国、台湾など)の比率が高く、欧米の方はまだまだという状況下ですが、お越しいただけるよう発信力を身に着けるセミナーとなりました。
講師のホワイエ氏は、フランス語圏のアテンドの経験が豊富で、旅行者の要望に沿った旅を
コーディネーしていらっしゃいます。
☆宿泊施設への要望
☆食事への要望
☆子連れ旅行客からの要望
要望が多い3つに項目に絞り、要望にどうお応えできるか否かを意見交換とともに模索いたしました。
情報発信についてSNSの活用としてInstagramの#(ハッシュタグ)の有効な活用法についても
教示いただきました。
令和元年度 おもてなし研修会を開催いたしました
令和元年6月12日(水)総会開催後におもてなし研修会を開催いたしました
参加者38名(於:白壁荘)
講師: 宇田 倭玖子様 (白壁荘 大女将)
演題: 世界農業遺産「山葵」について ”伊豆が育んだ豊かな食を訪ねて”
2018年3月、「山葵の伝統栽培」が世界農業遺産に選ばれました。静岡県内で山葵栽培が伝承され、国内でも有数の生産地となった経緯等についての講演となりました。
県内では静岡市の有東木で山葵栽培が始まり、天城にも伝わりました。山葵の葉が徳川の葵の紋に似ている事や、薬草としても用いられていたため、門外不出の禁制品として扱われていた。天城での栽培でも、苦労を重ね、「畳石式わさび田」を考案し、現在のような安定した栽培が広大な地で行う事ができるようになったそう。
山葵栽培には欠かせない、伊豆半島が育むミネラル豊富な湧き水は、ジオパークそのもので、ジオコンシェルジュを目指すあけぼの会では、知っていて欲しい!と伝えてくださいました。
山葵の成分や、選び方も紹介し、お宿のオリジナル料理として提供している「勘四郎巻」や「ワサビパスタ」の紹介と、山葵の殺菌作用が強いためのワサビパン考案時になかなか発酵せず苦労したそうで、そのことが、殺菌効果の実証となったといった発見談もありました。
お客様へのメニューにも新鮮な魚介とともに山葵を添えるなど、欠かせない食材の山葵への感心も強く、おもてなしのエッセンスとして、今回の講演テーマは生かされる機会となりました
令和元年度 女性部総会を開催いたしました
令和元年6月12日(水)伊豆市湯ヶ島の白壁荘にて会員や来賓など40名の皆様に
ご出席いただいての開催となりました。
総会では、前年度事業報告と収支報告そして慶弔規定制定についての議事と、
役員改選について承認をいただきました。
<令和2年度新役員について>
部 長 石上智子(鮪の御宿石上:焼津市)
副部長(中伊豆) 村上伊津子(おちあいろう:天城湯ヶ島)
副部長(西伊豆) 笹原千恵美(魚庵さゝ家:戸田)
副部長(中部) 鈴木温子(中島屋グランドホテル:静岡)
副部長(西部) 山下純乃(呉竹荘:浜松)
委員長(中部) 竹内幸子(ビジネスホテルマスターチ:静岡)
監 事 日馬美智子(熱川温泉粋光:熱川)
監 事 瀧 悦子(稲取東海ホテル湯苑:稲取)
年号改変とともに始まる 石上智子部長体制へのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
SNS研修会を開催いたしました
平成31年2月20日(水)
ソーシャルネットワーク(SNS)を活用していただくためのおもてなし研修会を
ホテルクエスト清水(静岡市清水区)にて実施いたしました
始めにSNSって何?どんなことができるの?といった初歩的なこと特徴を教えていただき
次に、SNSの中でも利用者が急増しているInstagramについて
どう活用すればよいのか、効果的な写真の撮り方、載せ方などなど教えていただきました。
少ない、言葉で伝える事、主に写真で惹きつける事が求められますので、
投稿する写真は大切で、光の取り入れ方で美味しく見えるように撮影したり、画角や構図で
素敵に見えます。
そして、伝えたいことを意識して#(ハッシュタグ)を付けていく。
効果的にInstagramを活用して、コストをかけずに、より多くのお客様に、お宿を
見つけていただけるよう、駆使していただきたいと思います。
今後、あけぼの会や県ホテル旅館組合のホームページでも、
投稿を公開してまいります。
新年研修会(2019.1.29~1.30)②2020東京オリンピック会場視察と日本橋町歩き
貸切りバスで東京オリンピック・パラリンピックの大会会場や選手村、そしてホストタウン東京の
準備が進む街の変化を視察いたしました。
☆車中視察
オリンピックスタジアムや選手村
変わる大都会にオリンピックの盛り上がりが重なり刺激を受けました。
☆日本橋街歩き (2コースに分かれ街歩き)
<まち案内ボランティアガイドさんと歩く街歩き>
「江戸」の老舗店が多く残る歴史ある街 と「東京」のオフィスビルや最先端の商業ビルが
共存する街として、外国人からも人気がある日本橋界隈を街を、まち案内ボランティアガイドさん
に案内をしていただきました。
<日本橋クルーズ体験>
東海道の起点の日本橋は、陸地だけでなく川を人工的に作り水路として人や物の運搬に使用し、
発展を遂げました。今回は高速道路に埋もれてしまった水路を巡る、近代日本と江戸時代をつなぐ
クルーズ船の体験観光を経験いたしました。
普段見る事のない橋や欄干の彫刻を見る事が出来たり、大火の後など史実の痕跡がのこっており、
説明付きのクルーズ観光は、想像を掻き立てられ魅力を感じました。
新年研修会(2019.1.29~1.30)①「庭のホテル東京」が手掛ける江戸文化体験イベント
今回の新年研修会では、宿泊視察と江戸文化体験や、オリンピック準備が進む東京の見学等と
盛りだくさんの事業となりました。
研修と宿泊は、今年度の総会研修会で、ご講演をいただいた木下 彩様が総支配人をなさっている
「庭のホテル東京」様のミシュランに輝く施設を体験いたしました。
☆「やさしい水引教室」 講師:岩井麻也子様(岩井佐吉商店)
このお教室は、従業員の方々がホテル周辺の江戸文化をお客様に体験していただくために企画している
人気イベントの一つです
日本に伝統文化の、結納品や熨斗袋に用いられているお祝いを象徴する水引を、身近に感じる機会で、
アクセサリーやアートとしても提案を広げているそうです。
繊細で艶やかな水引にインバウンドの方からも人気があるそうです。
日本の伝統を大切継承したいという思いを学ばせていただきました。
そして、今日宿泊させていただく施設内も見学させていただきました。
ミホテル内の装飾は緑(グリーンのお庭)や和(江戸文化)を設え、季節や小物などこだわりの
おもてなしを体験いたしました。
伊豆半島ジオパークコンシェルジュ ジオリア研修会を開催しました
伊豆半島ジオパークが世界ユネスコからジオパークに認定された事を機に、
コンシェルジュとなり、お客様にご紹介するための研修会を開催いたしました。
②伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」研修会 平成30年12月12日(水)
講師:鈴木雄介先生(伊豆半島ジオパーク推進協議会 専任委員)
◇伊豆半島ジオパークについて
ジオリアにて映像や展示物の説明とともに、伊豆半島の成り立ちと、
そこから生まれた景勝地や湧き水、温泉、特産物のどれもにつながりがある事を学びました。
ジオパークは、持続可能な観光資源として、活用ができ、観光によって地域の自然や文化を
守ることは、海洋資源の保全や生態系の保護となり、巡り巡って地域の特性を活用した
持続可能な観光を発展させます。
この考え方を理解して、コンシェルジュであれば、それがジオツーリズムだといえるそう。
そして、あけぼの会がおすすめするジオサイト情報をリーフレットにまとめました
日頃、お客様におすすめしている、食とお土産を駿河湾を軸にご紹介しています。
是非ご覧ください
伊豆半島ジオパークコンシェルジュ 視察研修を開催いたしました
あけぼの会では、平成30年4月 伊豆半島が世界ユネスコからジオパークに認定されたことから、
お客様にジオパークの美しさと雄大なストーリーを伝えたいとジオパークを学ぶ事となりました。
講師には、ブラタモリでもご活躍された 鈴木雄介先生(伊豆半島ジオパーク推進協議会)に
お願いいたしました。
西伊豆のジオサイト視察とジオパークミュージアムのジオリアでの座学による研修会です。
① 視察研修(西伊豆ジオサイト) 平成30年11月7日(水) 貸切りバスを利用
◇プロローグ 駿河湾フェリーにて土肥港へ
富士山を間近に県道223(ふじさん)号をフェリーにて清水港から伊豆市土肥港へ
◇視察コース:堂ヶ島マリン(ジオサイトクルーズ)→黄金崎(馬ロック)→御浜岬
<堂ヶ島マリン> ジオサイトクルーズ(浮島航路)
ガイド 佐野勇人(ジオガイド協会登録ガイド)
<黄金崎>地名の由来でもある、夕日で黄金色に染まる岩肌は、火山がもたらす高温の温泉水や
地熱により、変質作用により生まれました。また、近くの宇久須の珪石鉱山では、
ガラスの材料となる珪石の産地となりました。
<御浜岬>駿河湾の海流に運ばれた土砂が湾の入り口帯状にたまってできた
砂嘴(さし)と呼ばれる地形が特徴です。
戸田港は、砂嘴の影響で良好な港となり多種多用な海洋生物の住処となるのだそう。
また、静かな湾の戸田港は御浜岬には樹齢100年を超える天然記念物の防災林
「イヌマキ」が分布して、津波などからも守っている。
視察研修では、神秘な地形と美しさ、そして、海から陸からそれぞれの景色の違いに
驚き、胸弾む経験となりました。
座学につづく・・・