女将の足跡
令和5年度事業 経営研修会を行いました
令和5年6月7日<水>総会開催後におもてなし事業 経営研修会を開催いたしました。
講 師:株式会社博報堂ケトル クリエイティブディレクター 皆川 壮一郎 氏
テ ー マ:SNS時代における旅館/ホテルの作り方
参加人数:27名
コロナ禍を経験したことで、人々の考え方、価値観が急激に変化しています。本研修会では宿泊業として、変わりゆく世の中に素早く対応するためのヒントを、多角的な視点から語っていただきたく開催致しました。
皆川様はこれまでクリエイティブディレクターとして、幅広い業界でクライアントの課題解決を手掛けていらっしゃいました。近年では、東京下町、西新井の銭湯「堀田湯」のリニューアルに従事。改装後、客数が前年比の6倍になったと言う実績をお持ちです。
また昨年5月に建て替えに伴い一時閉店になった、三省堂書店神保町本店の屋外広告、店内ポスターにも携わっていらっしゃいます。
今回は数ある経験の中から、当組合員のリニューアルプロジェクトを例にお話しいただきました。
最低限のコストで最大の集客を結びつけるためには、というSNS時代のPR視点より、人気のお宿を分析。そこから人気のお宿では①宿の価値が言語化され、②印象的な「一枚絵」がある事を導き出します。
そこでリニューアルにあたり、まずはお宿とのコミュニケーションを重ねる中で、新コンセプトを打ち出します。
そして明確になったゴールに向け、各業界のプロフェショナル達が終結。腕を振るい、リニューアルが完成しました。
お宿の良さを①一言で言えますか ②象徴する「1枚絵」ありますか がSNS時代におけるリブランディングのキーワードです。
しかしながら自身の良さはなかなか見えず、自覚し難く、多くのお宿にとって難しい課題であります。
研修会終了後の質疑応答では、多くの参加者から活発なご質問、課題解決に向けたご相談が寄せられ、
大盛況のうちに終了しました。
ふじのくにしずおか ホテル旅館 女将 あけぼの会 事務局