女将だより
『女将の安心こころ包み』完成までの歩み ~part4 6/22平成29年女性部あけぼの会通常総会にて~
≪第1部 総会≫ 2017年6月22日 於:焼津ホテルアンビア松風閣
平成29年女性部あけぼの会通常総会が開催されました。
梅雨の晴れ間の爽やかな日に目の前に富士山や伊豆半島、日本平を望む風光明美な松風閣さまにて
中野焼津市長、神戸観光交流局長、加藤理事長にご臨席を賜り盛会に開催されました。
≪第2部 研修会≫
法多山尊永寺住職 大谷純應氏 講演
『仏教に見る「おもてなし」の極意』
大谷住職の軽妙な語り口で温泉と宿の成り立ちは仏教と寺から始まっているという
興味深いお話にどんどん引き込まれていく大変有意義なご講演でした。
弘法大師が開創した温泉は全国に50ヶ所以上あり、修善寺温泉の「独鈷の湯」も
弘法大師が桂川の岩を独鈷杵で突き温泉を湧かせた伝説があるそうです。
宿泊業はお寺から始まったという歴史的背景のお話におもてなしの心も
癒しの心も私たち女将が受け継いでいるのだと身が引き締まる思いがいたしました。
「仏教流のおもてなしの極意」 ⇒ 「女将のおもてなしの極意」なのですね!
「抜苦与楽」(ばっくよらく) ➡その人に必要なことを与え、施すこと
「慈悲の実践」➡「四摂法」
布施 ➡ 美味しい食事、快適な部屋
愛語 ➡ 心を込めた接客態度
利行 ➡ その人に合ったきめ細やかなサービス
同事 ➡ お客様の立場に立って考え、行動する
摂 ➡ ファンとリピーターづくり
大谷住職さまからお土産にいただいた「法多山厄除団子」を頬張りながら
法多山の寺として進化した取り組みの「寺スタ」「ごりやくCafe」
「星満夜」「コトコト市」に必ず訪ねようと想いを馳せるのでした。
≪第3部 懇親会≫
~今回のテーマはみんなが参加し大いに楽しむ懇親会~
下山焼津副市長、焼津加藤組合長、大田元専務理事、大谷住職をご来賓にお招きして
松風閣様の心づくしのお食事とアトラクションでお楽しみいただきました。
サプライズの歌謡ショーでは静岡で人気の「REN]さんに「天城越え」「千の風になって」
「さそり座の女」「糸」などを熱唱していただきました。
~メインイベントの「女将の安心こころ包み」の寸劇が始まりました!~
あけぼの会が誇る名女優の女将たちの名演技は圧巻でした。
楽しくて、おもしろくて、あまりの上手な演技にお腹をかかえて笑うシーンも
たびたびあり、写真を撮り忘れる場面も多々ありました。
それほど夢中になって楽しんでいただけたようです。
◆シナリオ作成:石上智子 プロデュース:村上伊津子
◆シーン1 「金沢の女将さん女史旅バージョン」
出演:八木優子、鈴木久美子、川合克枝、小池憲子、加藤悦子
ストーリー: お帰り時に地震が起き、ケガをしたお客様にこころ包みの布を三角巾にして
応急処置をし、安全にお帰りいただくために「女将の安心こころ包み」を渡す
ふじのくにの女将たちの危機管理意識の高さをみせる場面です
◆シーン2 「油山荘の大女将、若女将、孫娘の湯けむり旅行バージョン」
出演:笹原千恵美、薩川基子、大塚郁美、木内泰葉
ストーリー: 旅館の親子三代が寸又峡温泉に宿泊し帰りに土砂崩れに遭遇
バックinバックとして持っている「女将の安心こころ包み」のサバイバルシート
笛を使い助けを呼ぶシーンです
◆シーン3 「県民ファーストを掲げた県知事と女性県議の視察バージョン」
出演:竹内幸子、鈴木勝子、森田耐子、尾鷲三千代、鈴木砂恵子、林眞理子
大澤愛子、清水由子
ストーリー: 今、話題の女性県知事が「女将の安心こころ包み」の視察にやってきて、
災害キットの発案の理由やキットの中身を紹介する場面です
◆シーン4 「東京の富士山テレビが取材に来たバージョン」
出演:竹内智子、加藤弥生、大田節呼、斎藤園江、杉山雅美、渡辺百合子
村上伊津子、馬淵智子
ストーリー: 「女将の安心こころ包み」が「リクルートライフスタイルじゃらん賞」を
受賞したことを聞きつけてTV局が取材に来ました。
こころ包みの布がバック、リュックサック、マスク、スリッパを縛り靴になる
様子を実演します。
あけぼの会女将たちが考案した「女将の安心こころ包み」が寸劇をみんなで演じることにより
女将たちに浸透し、防災意識の高い静岡県の女将として日本中のみならず、世界中に発信できる
ことを願っています。
HP担当 焼津 鮪の御宿石上 石上智子